2011/11/03

「あの唄はもう唄わないのですか」の想い出


この曲が公開されたのは1975年12月10日。
ちょうど中学3年の冬、ラジカセでこの曲を聴きながら
高校の受験勉強に励んだものだった。
(アルバムは1976年1月25日発売)












時は流れて

シングルバージョンは、石川鷹彦編曲のもので、エレキギターと
2台のピアノの分散和音とチェロが効果的に使われたもの。
わたしはこのバージョンも好きなのだが、一般的に紹介されるのは
上のアルバムに収録されている、瀬尾一三編曲のもの。
今回、ゆぽさんとのコラボで制作したのも瀬尾一三編曲のバージョン。
小編成のストリングス、ピアノ、ギターなどのアコースティックな構成が
歌詞の内容とも相まって、叙情性を醸し出している。
それにしても、この曲の歌詞のような女性は今は絶滅してしまったのでしょうねえ(^_^;)
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「あの唄はもう唄わないのですか / 風」 Jun., ゆぽ

2007年にこの曲をゆぽさんと制作した時、
デジタルデータの尺のずれで随分と悩んだものだった。
デジタルでやりとりするのだから、カセットテープの時のように
テンポのズレなどは起こり得ないと思っていたのに。

制作の流れは次の通り。
1)ゆぽさんがDAWで基本オケを制作し、ギター入り・ギター抜きのMP3を作成
2)そのMP3をJun.が受け取り、デジタル入力でMTRのHDDにインポート
3)ゆぽさんのオケを聴きながらJun.がアコギ2本をMTRに収録
4)ギターのみをMTRからPCにデジタルで出力しファイル化
5)Jun.のギター2本分を無圧縮ファイルでゆぽさんに渡す
6)ゆぽさんによるミキシング&マスタリング


ところが、6)のところでゆぽさんの制作のオケと私のギターをインポートすると、
両者の間にずれが生じた。
特に後半のドラムが入って音が厚くなるところ。
(私の方のMTR内ではちゃんとゆぽさんオケとシンクロしているのに)

最終的にはゆぽさんの方でMIDIのテンポをギターに合わせて細かく調整したり、
収録済みのボーカルも切り刻んで(?)調整して仕上げていただいた。

たしか、最終的にはデジタル機器のクロック周波数の精度の差異による現象では?
という結論だったように記憶している。

この曲をどんな想い出と共にお聴きになるでしょうか。

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