2010/05/16

Apple、広島弁でiPadをPR?!


ご存知の方も多いやろけど、
最近、よおとりあげられとる携帯情報端末iPad。

これでなんが出来るかって、インターネットブラウジングや、メール、
写真、動画閲覧、その他もろもろやわね。

興味ある人にとっちゃ、おもろいデバイスであるのにちがいないわな。
けんど、iPadを広島弁で説明されちゃあ、
興味なくったって、ついつい最後まで聴いちゃいますね。

興味ある人もない人も、未見の方は是非、広島弁でのiPad PR動画の体験を! 

2010/05/13

編曲について考える(その2)

『ストリングスをよりライブにするための手法』

前のブログで、ストリングスやブラスは、ほとんどがアレンジャーによって
各フレーズが譜面としておこされると書きました。
それはストリングスやブラスが、ソロではなく複数名のセクションで演奏されるが故に
必然ともいえます。
ところが、ある日、ストリングスとエレキギターが激しく掛け合う
壮絶なエンディングの楽曲に出逢いました。
さだまさしのアルバム「夢供養」に収録されている「空蝉」です。

エレキギターは松原正樹さんによるアドリブ感満載のハードで情感あふれるプレイ。
それに対して、ストリングスも通り一遍のフレーズではなく、
エレキのアドリブフレーズに見事に相応したもので、エレキ同様にパッショネイトな演奏。
それはアレンジャーが最初からエレキのリードのフレーズとストリングスのフレーズを
すべて譜面におこしたとしか思えないものでした。

このエンディングについて、さださんのプロデュースをされている八野行恭さんに
数年前、ブログで尋ねてみました。
八野さん曰く、

「“空蝉”は、まず先に松原正樹さんによるエンディングのアドリブ・ソロがあり、
それを採譜して、弦のフレーズに反映させたようです。
このレコーディングは、僕が入社する1年前に行われ、この部分が特に印象的でし
たので、後日(アレンジャーの)渡辺俊幸さんにこの時の模様を聞きました。
弦の人たちの演奏能力も相当なレベルですね。」

まさにアレンジャーの手腕とミュージシャンの手腕が存分に発揮された
例と言えるのではないかと思います。

渡辺俊幸さんの名アレンジをバタV3さんが見事に再現した「空蝉」。
エンディングのストリングスとバタさんの渾身のエレキも是非聴いてください。

2010/05/06

編曲について考える(その1)

『アレンジャーはどこまで譜面を書くか』

以前、この問いをさださんのプロデュースを手がけている八野行恭さんに尋ねたことがあります。
(八野さんのブログ
八野さんの答えは、「曲によって、まちまちで、様々なパターンがある」と仰いながらも、
◆「弦楽器の全て、管楽器のセクションの全ては、ほぼ100%譜面に記される」
◆「絶対にこう弾いて欲しい、というところしか譜面化されてないのが普通」
◆「基本的なリズムのパターンや、アルペジオやフィルなどの言葉を書き込めば、
リズム隊の方たちは勝手に弾いてくれる」
したがって
◆「特にリズム隊の方達の人選がかなり重要な部分を占める」
◆「演奏者を決めるのは、アレンジャーかプロデューサー」
ということでした。
曲のコンセプトや簡単な譜面を示されただけで、それを瞬時に表現するスタジオミュージシャン。
その力量は作品の完成度にも大きく影響するわけですね。
それがプロの仕事と言うことなのでしょうし、アレンジャーやプレイヤーの人選も重要だと。
(※リズム隊についても全て譜面を起こす場合ももちろんあって、布施明の「シクラメンのかほり」では
アレンジャーの萩田光雄さんがギターのアルペジオまで譜面に書いて、石川鷹彦さんが演奏した)

◎「22才の別れ」が初めて世に出た時、その編曲は瀬尾一三さん。
そして、そこへナッシュビルチューニングのギターを入れたり、
あのイントロのリードギターを考えたのは石川鷹彦さんでした。

◎「神田川」の編曲は木田高介さん。
そして有名なイントロのバイオリンのフレーズはバイオリニストの武川雅寛さんが創出したもの。

優れたミュージシャンたちの力量を紡ぎ合わせて作品世界を作っていくのがアレンジャー。
あるいはアレンジャーの提示した作品の世界観をミュージシャンが具現化するともいえるかもしれません。
アレンジャーやミュージシャンってやっぱり重要ですね。
ボーカル作品における、みなさんのお好みのアレンジャーは?

私は…瀬尾一三・渡辺俊幸・服部克久かな。

2010/05/04

カールじいさんの空飛ぶ家


連休はどこにも行かず、家族と家でゆっくり過ごしています。
ギターもちょっと収録したり…。
で、昨日はネットレンタルで届いたブルーレイで
カールじいさんの空飛ぶ家」を娘と観ました。
小4の娘を膝の上に乗っけてね。(*^_^*)
映画館でもうご覧になったみなさんも多いでしょうけれど
心がとってもあたたかくなるいい映画でした。(*^_^*)

音楽も心に残るちょっぴりレトロであたたかいメロディ。
当分、このメロディが頭から離れそうにありません。
その音楽は↓でたっぷり聴けます。




上の娘達や妻とも、もう一度観ようと思います。
まだご覧になってみえない方は、ご家族やご夫婦で是非!

予告編はこちら↓    第82回アカデミー賞:作曲賞、長編アニメ映画賞 受賞