私の世代だと映画「エクソシスト」のサウンドトラックとして聴いた人も多いのでは?
8分の7拍子と8分の8拍子のリズムが交互に重なる印象的なメロディにいくつかのフレーズが重なっていく…。
当時の私は「淀川長治 ラジオ名画劇場」っていうラジオ番組に傾倒していた中学生。
そこで「エクソシスト」の映画もこの曲のことも知った。
「エクソシスト」のサントラの原曲「チューブラー・ベルズ」は
マイク・オールドフィールドという20歳の青年の作品。
彼自身が、3種類のピアノ、2種類のオルガン、7種類の弦楽器、
もちろんチューブラーベルスも含めて合計15種類の楽器を演奏し、
LPの両面にわたって延々と演奏される。
MIDIなどの自動演奏もない中で、オーバーダビングは2300回(実際にはもう少し少ないらしい)
というその懲りよう。
『一人でこんなことができるんだ…多重録音ってすごい』って心が震えた。
アルバム「チューブラー・ベルズ」の強烈な印象が、今の私の作品づくりにも繋がっているにちがいない。
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