2012/10/21

感受性に水をやり続ける

10月8日、松本猛さんの松本春野さんの講演会に妻と行ってきた。
松本猛さんは絵本画家、いわさきちひろの息子であり、安曇野ちひろ美術館の前館長。
松本春野さんは猛さんの娘で、新進気鋭の絵本作家。
講演ではちひろの生き様や、
猛さん・春野さん合作の絵本「ふくしまからきた子」づくり等々、
お二人から示唆に富んだ深いお話を聴くことが出来た。 
私たちは、原発、領土問題、戦争、諸々の問題に対峙する今、きちんと自らの感性でそれらを見据え、自身の思いを語ることが出来るだろうか。
 
茨木のり子さんの言葉を引用しながら、
春野さんの思いを語った次のことばは、
いわさきちひろのDNAを受け継ぎながら
ひとりの絵本作家としての信念を力強く感じるものだった。

「絵本は感受性を育ててくれる。
でも水をやらないと感受性は枯れてしまう。
だから感受性への水やりを怠ってはいけない。
いろんな人と会話して、生命の大切さを考える。
それをやり続けていけば、
時代や社会が変わっても何が大切かを見失わないでいけると思う。
感受性の水やりに一役かえる絵本というものを創り続けていきたい。」

普段から感受性への水やりを怠らぬよう努めたい。
松本春野
松本猛

0 件のコメント:

コメントを投稿