2011/05/18

かかりつけ医の大切さ~大動脈瘤手術を終えて

昨日は、父の「腹部大動脈瘤切除、人工血管置換術」という手術でした。
昨年の今頃、同じく父の心臓の冠動脈に狭窄が見つかり、それをカテーテルで拡張する手術を受けた。
その手術の際のCT診断で、大動脈瘤も見つかっていたのだが、まだ手術するレベルではなく様子見の段階だった。ところが、この春の再検査では5cm以上の大きさになり緊急に手術ということに。
前回のようなカテーテルによるものではなく、開腹手術で実際に開腹が始まってから、大動脈瘤の切除、人工血管の接続、腹部の縫合まで4時間ほどの手術。
家族控え室のモニターで開腹から縫合まで手術の様子を見せていただいた。
あれほどの長時間、ずっと立ちっぱなしで、デリケートな周囲の臓器を傷つけることなく、
電気メスや鉗子などの微細な手術具を駆使しながら、針と糸で人工血管と動脈とを縫合する様子を目の当たりにし、執刀して下さったドクターの技術とその精神力に、ただただ感服しました。
ICUで麻酔からやや覚めた父が「頑張ったね。無事終わったよ」という声かけに、
頷いて返すその姿に、生きることの重みと感謝を噛みしめました。

地元のかかりつけのドクターが「心電図をとってみよか」というのがきっかけで狭心症が発覚。
その治療のためにハートセンターでCTをとり、それによって大動脈瘤をも発見することもできた。
かかりつけのドクターの丁寧な医療行為が父の命を救ったと言っても過言ではない。
かかりつけ医、大事にしたいものです。

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