2008年末にSONY MUSIC ENTERTAINMENTが発表した、
Blu-ray Discの素材と製造技術を応用した高品位オーディオCDの規格。
SACDなどとは違って、特別な再生装置が不要であり、
通常のCD再生機で高品位な音楽再生が可能なのが特長。
(詳しくは↓)
『新たな高音質CD、「Blu-spec CD」を聴き比べる』
『普通のCDと新開発「Blu-spec CD」を聴き比べてみる』
実は、最近、購入したCD「伊勢正三 ソロ・シングルス・プラス」がそのBlu-spec CDだった。
聴いてみて驚いたのは、その音の鮮明度と音圧の高さ。
弦を奏でるその弦の振動が見えるような、微細な音までも聴こえてくる。
古い曲が高音圧で聴けるのは、デジタルリマスタリングの恩恵なのはわかる。
しかし、最新のアルバムに収録されていた「君と歩いた青春」という作品が
今回のBlu-spec版にも収録されているのだが、そちらも同様に音が美しいのだ。
果たしてBlu-specの仕様であるカッティング技術や高分子ポリカーボネイトによる効果だけなのだろうか。
今回のCD化にあたって最新の作品も含めて、全てにリマスタリングが施されているのでは?と思うほど。
いずれにしても「音がいいような気がする」というレベルではなく、
誰が聴いてもわかるほどの高音圧・高品質になっている。
(残念ながら、Amazonの「試聴」では高圧縮されているために、この品質は全く確認できない)
「君と歩いた青春」を、同じバージョンである「Garden」収録のものとをSound Engineで
数値比較してみた。
■Garden版「君と歩いた青春」
最大音量: -0.49 dB
平均音量: -15.12 dB
歪み率: 0.21 %
■ソロ・シングルス・プラス版「君と歩いた青春」
最大音量: -0.05 dB
平均音量: -14.56 dB
歪み率: 0.16 %
明らかに音圧も歪み率も向上しているのがわかる。
Blue-spec CDを基本の技術として、メーカーに拘らずにどんどん提供して欲しい。
<Blu-spec CD 作品リスト>
※松田聖子のCDを購入すると特典が!
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