2009/12/12

ナッシュビルチューニング~「22才の別れ」のアコギサウンド

ナシュビルチューニングと言えば、「22才の別れ」
石川鷹彦が「22才の別れ」に採用して知られるようになった。
キラキラとしたハイトーンのアコギサウンド。
カポ10のAmでも全然ダメ…。
当時、これをどうやって弾いても、再現できずに悩んだものだ。
私は78年に買った石川鷹彦さん監修・演奏の「かぐや姫ギタースタイル」
というLPアルバムに付属していた石川さん監修の譜面解説でその秘密を
ようやく知った。 すぐさま楽器店へ走って12弦ギターの弦をゲットしたのは言うまでもない。

さて、ナッシュビルチューニングは以下のように弦を張る。
第1弦:通常のE
第2弦:通常のB
第3弦:オクターブ高いG
第4弦:オクターブ高いD
第5弦:オクターブ高いA
第6弦:オクターブ高いE

当然、第3弦~第6弦は通常の弦では無理なので細い弦が必要になる。

▼方法1
ナッシュビルチューニング用弦セットを使う。
ダダリオから発売されている弦EJ38Hをネットで購入する。


▼方法2
12弦ギターの複弦(細い方の弦)のみを使う。
残り半分はノーマルチューニング用にも利用。
石川鷹彦さん曰く1セットでふたつ美味しい。

▼方法3
3~6弦にエクストラライトゲージの1弦、ライトゲージの1~3弦を張って
上記のようにチューニングする。
石川鷹彦さん曰く、
3弦:エレキの0.08か0.09
4弦:ミディアムの1弦
5弦:ミディアムの2弦
6弦:ライトの3弦
だとか。
いずれにしても、チューニングさえ、上記のようにすれば
それなりに雰囲気は出せるでしょう。

◆POINT ナッシュビルでは9thの音を上手く使うと効果的。
「22才の別れ」でも同様で、9thの音がキモ!
イントロでもEm9、すなわちF#の音を加えて鳴らすと
隣接したE、F#、Gの音を途切れることなく響かせることが出来て
あのイントロを再現することが出来ます。
F#が入るのと入らないのとでは、その響き具合が大きく異なります。


未体験の方は是非是非、体験してみて下さい。

拙作のアコギ多重録音の「22才の別れ」も是非お聴き下さいませ♪
「22才の別れ by Acoustic Guitars/風」
2009/12/12

1 件のコメント:

  1. 石川鷹彦さん 最高です!
    大好きで 石川さんが出演している動画はいつも
    コメントさせて頂いています(^ ^)/

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